日本コンテンツの海外展開の補助金事業であるJ-LOP4は、海外の関連イベントの主催者を招いた「合同説明会&個別相談会」を定期的に開催している。紹介されるイベントはアニメやマンガ、ゲームから映画や音楽、書籍まで広くカバーする。名前はよく知られているが参加の仕方が分からない、あるいは新興国の成長過程ものまで、様々なベントが登場する。
その最新版が2017年9月1日に、東京・築地の映像産業振興機構(VIPO)にて開催される。今回はアジア、北米、ヨーロッパから9つのイベントが、海外展開に関心ある国内のコンテンツ関連企業の担当者にプレゼンテーションを行う。
大きなところではまず、「第6回台北國際動漫節(2018TICA)」がある。毎年2月に開催されるが、5日間の期間中に40万人を超える動員がある。日本コンテンツの人気の高い台湾で波及効果も大きなイベントだ。
米国・オースティンの「SXSW:サウス・バイ・サウスウエスト」は、映像、音楽、テクノロジーの巨大カンファレンスとフェスティバルとして近年ますます勢いを増している。企業出展は313社にも及ぶが、日本の存在はまだまだ小さい。
日本のコンテンツを中心としたものでは、ふたつの大型イベントのオーガナイザーが統合した「C3 AFA」の存在感が大きい。今回は旧AFAのシンガポールと旧C3の香港のふたつを紹介する。
馴染みの薄いイベントでは「インドゲーミングショー2018」があるが、ゲームやアニメ、コスプレを中心に期間中10万人を超えるという。会場内には日本パビリオンを開設する。「第5回ジャパン ベトナム フェスティバル」は、新興国だけ馴染みのないひとが多そうだ。
ビジネスメインB2Bでは、リードグループが主催するシンガポールの「アジアTVフォーラム」、イギリスの「Brand Licensing Europe2017」もある。
当日は全体向けのプレゼンテーションのほか、個別相談会も設けられる。イベントの情報獲得からより深い情報交換まで可能になっている。
参加費は無料、申し込みはVIPOのサイト内からJ-LOP4補助金事務局へウェブでする。詳細はVIPOのサイトで確認できる。
「海外イベント合同説明会&個別相談会」参加者募集
https://www.vipo.or.jp/news/14416/