2016年上半期、市販の映像ソフト売上高は918億円で前年並み Gfkが発表


マーケット調査のGfkによれば、2016年上半期のセル映像ソフト(一般個人向けの市販商品)の販売は、ほぼ前年並みであった。売上高は918億円で前年同期比1%減、売上枚数では2007万枚とこちらも前年同期比で1%減である。
しかし、ジャンル別の占有率で音楽が全体の34%から41%に拡大したのに対して、邦画アニメは26%から23%に縮小した。金額ベースでアニメは約240億円から約211億円に減少したことになる。市場全体より減少幅がかなり大きい。

こうした影響はアニメの占める割合が大きいBlu‐rayにも表れている。アニメはジャンル別金額ベースにて占有率で3%縮小した。アニメは商品単価が高いことから、占有率の低下でBlu‐ray全体の平均価格は5600円と前年より3%低くなった。また販売数量は5%増となったが、販売金額は450億円と2%増にとどまった。
Gfkでは2016年下半期は、市場全体の大きな浮揚要因は見込めない、市場は再び縮小が進むと、厳しく見通す。一方で、Blu‐ray市場の拡大が続くことから市場全体の平均単価は上昇するとしている。

一方、一般社団法人日本映像ソフト協会の2016年6月のビデオソフト月間売上速報では、個人向け(セル)に、レンタル店向け、業務向けなどを加えた2016年1月から6月(上半期)の累計売上げが公表されている。こちらの売上金額は1024億8400万円と2%の微増である。一方数量ベースでは、3580万枚と7.1%の減少となった。
DVDが金額ベースで前年並みの0.2%減、Blu-rayが5.2%増と、Blu-rayの市場拡大はこちらからも確認できる。
Gfkの調査でカバー出来ない部分では、レンタル店向けの売上がある。DVDで金額が215億5700万円(6.4%減)、Blu-rayで18億5500万円(前年並み)と個人向けより弱含んでいる。個人向けの堅調な売り上げがレンタル店向けの減少をカバーしているかたちだ。

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