TBS、2024年4月からアニメ放送枠拡大 木曜深夜は2時間4番組

テレビ

 在京キー局のTBSが、グループのJNN系列との協力も得ることで、テレビアニメの全国同時放送を広げる。2024年3月28日に行われたTBS社長定例会見で、アニメ放送の強化が掲げられた。
 TBSテレビの佐々木卓社長は会見で、2024年度の抱負として「テレビ番組を強くする」をテーマに取り組んでいると説明。その施策の筆頭にアニメの強化を挙げた。

 具体的には、2024年4月からJNN系列の全国同時放送で、5つのアニメ枠を設ける。これまでもアニメは、日曜日16時半からと17時からの2枠、木曜日深夜23時56分の3枠を展開していた。
 これに加えて新たに在阪放送局のMBSによる木曜日24時26分からと、名古屋のCBCによる日曜日23時30分の新枠が加わる。MBS新枠は「スーパーアニメイズムTURBO」とブランディングして、「週刊少年マガジン」連載のヤンキーマンガ『WIND BREAKER』のテレビアニメ化作品を、CBC新枠は「アガルアニメ」とブランディングしてラノベ原作の『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』を放送する。
TBSとMBS、CBCが協力することで、全5枠が全国同時放送になる。今後は3局が連携したプロモーションも積極的に行うとする。

 さらにTBSは自局独自のアニメ強化施策も用意する。木曜日深夜は全国放送の2枠『花野井くんと恋の病』と『WIND BREAKER』に加え、関東ローカルで30分2枠『変人のサラダボウル』などのアニメを放送する。合せて2時間アニメ番組が4つ続くことになる。
 また4月からの日曜日夕方枠は、16時30分から『戦隊大失格』、17時からは『夜桜さんちの大作戦』の放送を予定している。「TBSのアニメ」を視聴者に強く印象づけるのが狙いだ。

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