KeyHolderグループが映画配給事業スタート アドバイザーに井上伸一郎氏


 映像番組制作などのエンタテイメント企業KeyHolderグループが、映画配給に進出する。同グループの番組制作会社UNITED PRODUCTIONSは、2025年4月1日付で映画配給事業を開始し、配給レーベル「KeyHolder Pictures」を設立した。
 事業立ち上げにあたりKADOKAWAで代表取締役副社長を務めた井上伸一郎氏を招へい、顧問に就任した。井上氏は「ザテレビジョン」や「月刊ニュータイプ」「月刊少年エース」など編集者としてキャリアをスタート、その後はアニメや実写映画のプロデューサーとしても業績を築いた。2007年には角川書店代表取締役社長に就任している。特にコンテンツ分野を得意とする。KeyHolder Picturesでは、映像事業の戦略的なアドバイザリーをする。
 またKeyHolder Picturesのディストリビューション事業部CDO(チーフ・ディストリビューション・オフィサー)を鈴木さとる氏が務める。ディストリビューション事業は配給にフォーカスする部署となる。鈴木氏もKADOKAWA出身で、配給業務で活躍したほか、公益財団法人ユニジャパンへ出向時には東京国際映画祭のプログラミンググループマネージャーとしてアニメーション部門も担当している。

 UNITED PRODUCTIONSはこれまでに、映画やドラマ・バラエティ番組など広いジャンルの映像作品を作ってきた。制作に加えて現在は事業の多角化を目指している。2024年12月にCM制作事業、2025年2月には海外コンテンツプロジェクトチームを相次いで設立した。
 今回は映画配給やなど流通分野にも進出することで、ビジネスの一気通貫を狙う。自社グループ作品だけでなく、外部パートナーとの提携視野に入れる。
 鈴木氏は「世界を席巻する新興のA24やNEONのように、マーケティングに裏付けられたインディペンデント映画を一本一本丁寧に配給していきます」としている。メジャー系映画からアート系映画まで多様な作品を扱う予定だ。

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