大規模再開発が相次ぐ東京の京橋・八重洲地区に、アニメやマンガ、音楽ほかの企画展覧会スペースが登場する。ソニー・クリエイティブプロダクツは、2024年11月2日に中央区京橋一丁目にオープンするTODA BUILDING 6階に「CREATIVE MUSEUM TOKYO」をオープンすると発表した。
オープニング展は、アニメ『鬼滅の刃』をテーマにした「アニメ「鬼滅の刃」柱展 ーそして無限城へー」となる。シリーズのなかでもファンから人気の高いキャラクターたち“柱”にフォーカスした大規模な展示を予定する。
約1000枚の原画のほか過去5年間にアニメで描かれたものを集め、天高5mの大空間に立体的に構築した展示や映像紹介もする。テーマカフェも併設されるなど、大掛かりな展開はファンの人気を呼びそうだ。
TODA BUILDINGは戸田建設が開発を進めた大型プロジェクトで、ビル全体が「アート」をテーマとしている。もともと京橋がアートギャラリーの集積地であったことや隣接するミュージアムタワー京橋にアーティゾン美術館があることなど、京橋全体をアート地区とするプランに連動させている。ビル内にアートを多く設置するほか、4つの著名な現代ギャラリーも入居する。
そうしたコンセプトを実現するひとつが「CREATIVE MUSEUM TOKYO」である。施設面積は1200㎡と大きく、天高も5mと本格的な展示に相応しい設備とした。さらにミュージアムショップとカフェを併設するなど集客のある展覧会が可能となっている。
運営者のソニー・クリエイティブプロダクツは、これまで六本木ミュージアムや東京・町田のスヌーピーミュージアムも運営してきた。六本木ミュージアムでは、「エヴァンゲリオン大博覧会」「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」「名探偵コナン・ライブ ミュージアム ~ハロウィンの贈り物~」「体験ミュージアム『約束のネバーランド』 GFハウス脱獄編」なども実施している。
「CREATIVE MUSEUM TOKYO」はポップカルチャーのほかデザインや現代アートなどを中心に年間約4本の大型展を開催するとしている。親会社のソニー・ミュージックがアニメやキャラクターも得意とするため、『鬼滅の刃』以後もアニメ関連の大型企画も期待出来そうだ。
CREATIVE MUSEUM TOKYO
https://www.creative-museum.tokyo/
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6階
『アニメ「鬼滅の刃」柱展 ーそして無限城へー』
2024年11月2日(土)~2025年3月2日(日) ※会期中無休
CREATIVE MUSEUM TOKYO
https://kimetsu.com/hashiraten