アニプレックスがTCGに進出、オリジナルアニメと連動展開

「ビルディバイド」

『鬼滅の刃』や『魔法少女まどか☆マギカ』、『ソードアート・オンライン』などヒット作でお馴染みのアニメ会社アニプレックスが、今度はトレーディングカードゲーム(TCG)に進出する。2021年4月19日、アニプレックスはTCGと新作アニメを連動させた新プロジェクト「ビルディバイド」を発表した。
 プロジェクトのスタートは、TVアニメ『ビルディバイド -#000000(コードブラック)-』放送開始とTCG第1弾が発売となる2021年10月。テレビシリーズはすでに22年4月からの第2期も決定している。息の長い大型プロジェクトになる。

「ビルディバイド」は、今回のアニメとTCGのための開発されたオリジナル作品だ。舞台は「王」によって統治される「新京都」。主人公の少年・蔵部照人は、謎の少女・晩華桜良に導かれ、王に勝利すれば何でも望みが叶うというカードバトルに身を投じていく。
 アニメ原案には様々な賭けごと頭脳戦で人気を呼んだ『賭ケグルイ』の河本ほむらと武野光を迎える。アニメーション制作は数々のヒット作でお馴染みのライデンフィルム。さらにTCGゲームデザインを遊宝洞が担当する。遊宝洞は『カードファイト!! ヴァンガード』、『Z/X -Zillions of enemy X-』、『ヴァイスシュヴァルツ』など多くのヒットゲームを世に送り出している。さらに作品の展開にあたっては、様々なコラボレーションの実施も予定している。かなり強力な布陣だ。

 そして注目されるのが、本プロジェクトを統括するアニプレックスである。アニメ企画・製作、映像ソフトビジネスでスタートしたアニプレックスだが、『Fate/Grand Order』で大成功を収めたスマートフォンアプリゲームを始め様々な異業種に積極的に参入している。その領域は音楽、フィギュア、実写映画、CG、映画配給、ビジュアルノベル、イベント運営ど数え切れない。
 現在はアニメを軸とした総合エンタテイメントを企業のアイディンティとしている。今回の「ビルディバイド」では、一定のボリュームのある市場でありながらカードゲーム設計の難しさが参入障壁となっていあたなかで敢えて進出する。新たな挑戦だ。アニメ製作は製作委員会による共同出資だが、TCGはアニプレックスの単独ビジネス。アニプレックスの本プロジェクトからの利益回収が、アニメよりもTCGに向いていることが分かる。アニプレックスのTCG進出は、同業他社の警戒と関心を巻き起こしそうだ。

「ビルディバイド」ポータルサイト https://build-divide.com/
TVアニメ「ビルディバイド」公式サイト https://anime.build-divide.com/

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