スタジオ地図が傑作アニメで綴る「やさしさと仕事」、明治安田生命CMリリース

『亜希のちかい』

 『おおかみこどもの雨と雪』や『バケモノの子』など細田守監督の大ヒット作で知られるスタジオ地図が、細田作品の世界観を活かしたアニメCMを制作した。2020年10月20日より公開された明治安田生命のオリジナルアニメCM『亜希のちかい』だ。
 作品は明治安田生命のMYライフプランアドバイザーを務める亜希が、「本当のやさしさとは何か」や「仕事への思い」を考えるというもの。映像のなかに細田守監督の代表作『時をかける少女』や『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『未来のミライ』の名シーンが織り込まれる。映像を通して亜希の想いと、明治安田生命の「人に一番やさしい」といったメッセージを伝える。

 明治安田生命は2019年に、『サマーウォーズ』10周年に合せたコラボレーションCMも制作している。しかしオリジナルキャラクターを使用したCMは初となる。人気スタジオの起用で、より多くの人に自社ブランドをアピールする。
 明治安田生命だけでなくスタジオ地図にとっても、今回のCMは新しい挑戦になる。幅広い年代・層から親しみやすいこともあり、近年は企業や団体、地方自治体がオリジナルアニメを制作することが増えている。国内の著名なスタジオがアニメーション制作を担当することも珍しくない。しかしスタジオ地図が、こうしたCMを手がけるのは今回が初である。

 スタジオ地図は『時をかける少女』や『サマーウォーズ』で大ヒットを送り出した細田守監督の制作拠点として2011年に設立された。アニメーション制作は『おおかみこどもの雨と雪』以降、『バケモノの子』、『未来のミライ』となるが、現在は地図が『時をかける少女』以降の細田守監督5作品のライセンスを管理する。名シーンが連なる贅沢なフィルムも、そうしたなかで実現している。
 映像への力の入り具合は、贅沢なスタッフから窺われる。アニメーション監督には『バケモノの子』では助監督を務め、『HERO MASK』の監督もする青木弘安を起用。作画監督・キャラクターデザインには『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『未来のミライ』の青山浩行。スタジオ地図の作品を支えた面々が参加する。

「亜希のちかい」
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/recruit/AD/LD/studio-chizu/

スタジオ地図 http://studio-chizu.jp/

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