夢枕獏原作のNetflix独占アニメ「陰陽師」、山本蒼美監督で11月28日配信スタート

Netflix

 2022年9月に制作発表された夢枕獏の傑作小説『陰陽師』を原作にした初のアニメシリーズがいよいよ完成した。Netflixは2023年11月28日からの世界独占配信スタートを発表した。話題の独占タイトルが相次ぐNetflixだが、2023年下期の有力タイトルのひとつになりそうだ。
 監督はコミックス・ウェーブ・フィルム所属の山本蒼美、脚本に橋本夏、加藤結子を起用したアニメーション制作はMarvy Jackが担当する。

 山本蒼美は21歳の時に『この男子、宇宙人と戦えます。』でデビュー、マンガやイラストからアニメーション、さらにインディシーンから商業アニメまで幅広く活動する。新世代の期待の監督である。橋本夏はアニメ『おしえて北斎-THE ANIMATION-』やドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』、加藤結子はNetflixオリジナルドラマ『火花』やアニメ『悪偶-天才人形-』で活躍する。
 また新たに声優陣も明らかにされた。主人公の安倍晴明に浪川大輔、源博雅役に浅沼晋太郎と実力派のふたり。さらに石川由依や佐藤利奈、岸尾だいすけ、浜田賢二らがクレジットされている。

 夢枕獏は「キマイラ」シリーズや数々の伝奇小説で広い人気を持つ。『陰陽師』はなかでも代表作として知られている。安倍晴明ブーム、陰陽師ブームの火付け役とうされている。これまでにマンガ化、映画化、舞台化はされているが、アニメ化は初だ。
 物語の舞台は平安の時代、負の感情や欲望に飲まれ鬼へと姿を変えた者たちを陰陽師が退治していた。そのなかでも最も優れた安倍晴明を源博雅が訪れたことから物語は始まる。本作では原作の世界観をもとに、さらにオリジナルエピソードを加えて描くという。

『陰陽師』
11月28日より配信開始

原作: 夢枕獏「陰陽師」
監督: 山本蒼美
脚本: 橋本夏、加藤結子
制作: Marvy Jack

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