『けいおん!』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『Free!』など、人気アニメ制作でお馴染みの京都アニメーションのオンリーショップが京都駅に登場することになった。ジェイアール東海関西開発は、2023年8月4日に京都駅八条口の商業施設「ASTY京都」に、「京都駅 ASTY京都 京アニグッズストア」をオープンすると発表した。
京都アニメーションが製作するオリジナルグッズだけを扱う専門店になる。店舗は東海道新幹線京都駅1階の新幹線八条口改札きっぷ売り場のすぐ横。まさに京都の玄関口で、人気アニメスタジオがその作品とグッズをアピールする。
店舗面積は約100㎡で京都アニメーションのオリジナルグッズ取り扱いでは国内最大、営業は10時から20時まで。店舗運営は2024年1月8日まで限定となる。これから来る夏休み、秋の観光シーズン、年末年始と賑わいそうだ。
京都アニメーションは、京都市宇治市に本社を持つアニメーション制作会社だ。1985年に設立され、2000年代以降に『涼宮ハルヒの憂鬱』、『けいおん!』など次々にヒット作を生み出して、注目を浴びてきた。地方発のアニメスタジオを代表する存在でもある。
近年はアニメから広がる様々な事業にも進出する。原作開発にも熱心で『響け! ユーフォニアム』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『ツルネ』といった代表作がある。
グッズ事業も積極的で、自社通販サイトには様々なオリジナルアイテムが並ぶ。リアル店舗は本社近くに「京アニ&Doショップ」を構えていたが、2019年の同社への放火事件の際に休業、昨年3月に正式閉店している。「京アニグッズストア」は、いつでもファンが訪れて手に取りながらグッズを購入できる貴重な機会になりそうだ。
商品は同社の原点とも言える『MUNTO』から、今夏劇場映画が公開予定の「響け!ユーフォニアム」シリーズまで。初期作品『AIR』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、さらに『けいおん!』、『Free!』、『聲の形』、『ヴァイオレット・エヴァーガー』、『ツルネ』他、幅広い。作品と同様に幅広い層にアピールする。また期間中は、展示企画やJR東海とのコラボ企画なども予定する。