東京国際映画祭の併催国際見本市TIFFCOM、4年ぶりリアル開催は竹芝で

TIFFCOM

 映画やテレビ・配信番組などの映像コンテンツを国際取引する見本市「TIFFCOM」が、4年ぶりにオンサイト(リアル)開催されることが発表された。2023年10月25日から27日まで、東京都港区海岸の東京都立産業貿易センター浜松町館が会場となる。
 TIFFCOMは東京国際映画祭の併設見本市で、カルチャーを発信する映画祭に対して産業面で映画・映像の発信・交流を目指している。東京国際映画祭はコロナ禍でも規模を制限しつつもリアル開催を続けていたが、TIFFCOMは2020年より3年間連続でリアルな会場を取りやめオンライン上で実施としていた。このため国内外から東京にビジネス関係者を迎えるのは4年ぶりとなる。

 課題は丸3年ものインターバルが空いたことで、ビジネス関係者が戻ってくるかどうかだ。グローバルでは2022年頃よりリアルな国際見本市が次々に戻っているため、TIFFCOMが出遅れた印象は否めない。
 一方で、新たなスタートして期待される面もある。ひとつはオンライン移行前から課題である開催時期が改善された点である。これまでは併設見本市であるにも関わらず、開催時期が映画祭としばしばずれ集客を逃す面があった。今回の10月25日から27日の3日間は、映画祭の10月23日から11月1日の真ん中に重なる。

 同様に長年、課題とされてきた会場の問題も大きく改善される。2023年は新しい会場として東京都立産業貿易センター浜松町館を選んだ。2020年に完成した大型ビルである東京ポートシティ竹芝内にあり、最新の設備で全4フロアー6000㎡以上の広さを確保する。
 これまでは六本木ヒルズ、お台場のホテル、池袋サンシャインシティ、ザ・プリンスパークタワー東京などが会場になってきた。(プリンスホテルはコロナのため実際の会場利用は実現せず) しかしそれぞれが映画祭会場との地の利、会場内導線、設備などでネックがあった。東京ポートシティ竹芝であれば、映画祭会場からもさほど遠くなく、十分な広さも確保できる。

 2023年はビジター登録も一新される。これまでの「バイヤー」「ビジター」は、「ビジター」に一本化される。期間中有効のパスは今後受付が始まる早割が16500円(税込)、標準が24200円(税込)、当日が29700円(税込)、ワンデイパスが13200円(税込)になる。
 2019年には25ヶ国・地域から400以上の出展団体、1000人近い登録バイヤーがあったビジネスイベントだけに、どこまでこれに迫り超えることが出来るのか。日本の映像産業の今後を占うカギにもなりそうだ.

TIFFCOM 2023
https://tiffcom.jp/
2023年10月25日(水)~27日(金)
東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝) 

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