「アニものづくりアワード」今年も京都で開催、7部門でエントリー受付

アワード/コンテスト

 アニメと異業種のコラボレーションにおける優れた試みを顕彰するイベント「アニものづくりアワード」の2022年の詳細が、実行委員会から発表された。昨年に引き続き9月に京都市内で実施される総合アニメ・マンガイベント「京都国際マンガ・アニメフェア2022(京まふ)」と協力し、授賞式も「京まふ」内で予定する。
 5月16日よりエントリーも開始した。年はアニメCM部門、コラボ部門、クラフトデザイン部門、インターナショナル部門、地方創生部門の7部門を設け、6月30日まで受け付ける。応募作品のなかから各部門賞とグランプリを決定、9月に開催される「京まふ」にて発表する。応募詳細は公式サイトで確認できる。

 アニものづくりアワードは、アニメやマンガ、キャラクターなどを活用した企業・団体など従来のコンテンツ関連企業とは異なる異業種とのタイアップやコラボレーション作品の顕彰イベントとして2017年にスタートした。
 近年はアニメの一般層への浸透がますます進み、ヒットも大型化、市場拡大も急速に進んでいる。これらを背景にこれまでアニメなどとつながりの少なかったメーカーや流通企業などがマーケティングにおいてアニメ、マンガ、キャラクターを積極的に活用するケースが増加している。
 話題になり、ヒットするる事例も多いが、依然、コンテンツの特徴や企業のパワーも活かしきれていないことも少なくない。アニものづくりアワードでは成功例、優れた事例を顕彰することで、アニメ業界と企業のつながりの活性化支援を目指している。
 応募部門も少しずつ増えており、伝統工芸とのコラボレーションを対象にするクラフトデザイン部門やIT技術を組み合わせたテクノロジー・イノベーション部門、海外での取り組みインターナショナル部門、地域創生を目的とした地方創生部門などはアニものづくりアワードならではだ。これまでの応募総数は500以上にもなっているというのも驚きだ。近年のアニメタイアップの拡大ぶりにがこんなところにも現れている。

アニものづくりアワード https://animono.jp

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 新潟国際アニメーション映画祭
     2023年3月17日から22日までの6日間、新潟市内を中心に第1回新潟国際アニメーション映画祭が開…
  2. 太素(TAISU)
     『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督、『九十九』で米国アカデミー賞短編アニメーションにもノミネー…
  3. かがみの弧城
     本屋大賞に輝く辻村深月の『かがみの孤城』は、ベストセラーとして世代を超えて支持を集めてきた。学校で…
ページ上部へ戻る