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ブシロード、カプセルトイ事業に進出 グッズ会社ブシロードクリエイティブが推進
- 2016/11/14
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カードゲームやキャラクター事業などのブシロードが、グッズの企画・制作・販売に進出する。2016年5月に子会社化したブシロードクリエイティブを中心に、本格的にグッズ関連事業に乗り出した。10月31日には公式サイトもオープンし、そのラインナップも明らかにしている。
また、スタート時の商品としてカプセルトイ事業への進出を発表した。商品は3種類が用意され、人気アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』からコレクションフィギュア、お笑いタレントの渡辺直美 コレクションフィギュア、そしてオリジナルコンテンツ「バンジー ~未来へのジャンプ~」のストラップフィギュアとなっている。ブシロードが得意とするアニメやゲーム以外も積極的に取り扱っているのが特徴だ。
ブシロードクリエイティブの公式サイトには、まだ商品の紹介はないもののフィギュアやストラップのコーナーも用意されている。商品の種類は今後も増えると見られる。
カプセル玩具は、玩具店や量販店の店先に並べられたベンダーマシーンに数百円を投入すると、ランンダムでグッズが排出することでお馴染みだ。手頃な価格でクオリティの高いグッズが手に入る。また何が出るか分からないドキドキ感で人気である。
しかし市場は中規模で、2015年度は316億円(日本玩具協会調べ)。2003年から2005年にブーム時に300億円を突破し、それが沈静化した2009年には250億円にまで落ち込んだ。しかし、近年、再び市場が上向き、2014年、14年の2年連続で300億円を超えている。こうした堅調なビジネスにブシロードが目をつけたかたちだ。
ブシロードは2007年にトレーディングカードゲーム事業会社として設立され、ティーン世代をターゲットにすることで急成長した。2012年には新日本プロレスリングを買収し、プロレス人気のリバイバルに成功している。
ふたつに共通するのは、長年安定した人気がありながら、マーケットとして伸び悩んでいたことだ。古い業界に新しいビジネスを持ち込むことで、市場を拡大する。今回のカプセル玩具にも同様のコンセプトがありそうだ。
ブシロードは積極的な事業拡大で、現在はスマホゲームやキャラクター、タレントマネジメントなど様々な分野に進出している。グループ全体の売上高は2016年8月期で223億7700万円、前年より10%増加した。ブシロード単体では売上はほぼ前年並み、関連会社の事業拡大がグループ全体の売上の伸びを牽引している。
ブシロードクリエイティブのほかにも2016年8月には、キックボクシングのイベントを運営する株式会社キックスロードを、9月には株式会社響も設立している。その事業はまだまだ広がりそうだ。
ブシロードクリエイティブ
https://bushiroad-creative.com/