アニメスタジオ5がNetflixアニメ2作品制作、「MAKE MY DAY」と「exception」

「MAKE MY DAY」

 日本と台湾を拠点にするCGアニメスタジオの株式会社5が、Netflixの新作アニメで元請制作に進出する。2021年6月10日に発表のあったNetflixアニメシリーズ『Make My Day』と『Exception』とアニメーション制作を担当することが明らかになった。

 『Make My Day』は、マンガ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の著者として知られる太田垣康男が原作を務めるオリジナルSFアクション。宇宙の遥か彼方、氷と雪に覆われた惑星で地下から現れた謎の生物と戦う人間たちのサバイバルを描く。
 5所属の本多真を監督にメカデザインに河森正治、『DEVILMAN crybaby』の押山清高と豪華スタッフが並ぶ。脚本、キャラクターデザインも5が行う、スタジオ満身の一作になりそうだ。

 もう一本の『exception』もオリジナルストーリーである。小説家・乙一こと安達寛高が脚本、キャラクターデザインは「ファイナルファンタジー」シリーズなどの天野喜孝とこちらも大物クリエイターの起用が話題になりそうだ。スペースホラーアニメを掲げ、監督はサトウユーゾー、アニメーション制作はタツノコプロ(BAKKEN RECORD)と5が手を組む。
 作品の舞台は遠い未来、他銀河系へ移住した人類は、テラフォーミングする惑星で思わぬ事故に巻き込まれる。天野の描く異形生物も見どころとなる。

 5は台湾出身の本多真が、日本のCG会社での経験を経て2017年に設立した新進のCGアニメスタジオである。台湾に3DCGの制作スタジオを持ち、セルルックスタイルのCG制作を得意とする。『プロメア』や『BEASTARS』、『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』といった話題作などのCGパートに参加してきた。
 大阪、東京、台湾を拠点に約100人規模のスタッフを持つが、『Make My Day』は作品全体の制作を受注する初の作品となる。

 Netflixはこれまでも自社オリジナルアニメ『オルタード・カーボン:リスリーブド』ではアニマ、『ドラゴンズドグマ』ではサブリメイションと、これまで元請制作のないCGアニメスタジオを起用してきた。今回もそれらと同じ流れの一環にありそうだ。
 『Make My Day』と『Exception』は、2020年2月にNetflixがクリエイターと直接パートナーシップを組むと発表したうちの2名(太田垣康男、乙一)による作品になる。発表済のヤマザキマリの作品を原作とした『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』に続くものだ。

 6月10日にはこの他、ハリウッド映画『ブライト』からスピンオフして、幕末から明治期の日本に舞台にしたアニメ映画『Bright: Samurai Soul』の製作も発表されている。
 監督は『四月は君の嘘』、『サイダーのように言葉が湧き上がる』のイシグロキョウヘイ。こちらも元請初となる札幌のCGアニメスタジオのアレクトがアニメーション制作をする。

『MAKE MY DAY』
https://www.netflix.com/title/81176967
原作:太田垣康男
監督:本多真
脚本:吉澤佑実子
メカデザイン:押山清高/河森正治
キャラクターデザイン: 5
制作: 5

『exception』
https://www.netflix.com/exception
原作・脚本:安達寛高(乙一)
監督:サトウユーゾー
キャラクターデザイン:天野喜孝
制作:タツノコプロ(BAKKEN RECORD)/5

『Bright: Samurai Soul』
https://www.netflix.com/brightsamuraisoul
監督:イシグロキョウヘイ
脚本:横手美智子
キャラクターデザイン:山形厚史
アニメーション制作:アレクト

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