コミティア継続支援に1万人超え、クラファンで目標額4倍約1億2000万円

提携

 自主制作のマンガ誌即売イベント「COMITIA(コミティア)」の開催継続支援を求めたクラウドファンディングが、大きな反響を巻き起こしている。イベントを主催するコミティア実行委員会が2020年8月31日にMOTION GALLERYでスタートしたクラウドファンディングの支援者が、9月11日に1万名を超えた。
 また開始から約2週間で支援金額は1億1980万円超と、当初目標3000万円の約4倍に達している。新型コロナウィルス感染症拡大の影響で開催継続が危ぶまれていた「COMITIA」は、存続に向けて大きく前進している。

 「COMITIA」は自主制作の創作マンガ・小説・評論・グッズなどの発表・販売の場として、1984年にスタートした。同人誌頒布イベントでは「コミックマーケット(コミケ)」がよく知られているが、「COMITIA」はオリジナル作品のみに特化して二次創作を取り扱わないとの違いがある。
 毎年東京ビッグサイトを会場に通常は2月、5月、8月、11月の年4回実施され、3000~5000のサークル、2万~3万人が参加する。コミティアを活動の場として、ここからプロデビューしたクリエイターも少なくない。

 しかし2020年は新型コロナウィルス感染症の拡大でイベントの縮小・中止を余儀なくされている。2月のイベントは一般参加者数が3割減、5月、9月に予定されていたイベントは中止となった。
 開催縮小により売上げと利益は減少、開催中止になる一方で組織運営のコストは継続的発生する。今後11月、2021年2月にイベントを予定するが参加者数の減少が予想され、運営収支の赤字が見込まれる。このまま続くと2021年以降は、運営組織の維持が出来なくなる可能性が高かった。

 クラウドファンディングは「COMITIA」の開催・運営継続のため最低限必要とする3000万円を目標とした。しかしこの目標はよい方向で裏切られた。
 開始当初から多くの支援者が集まり、開始1日目で目標を突破、8日目には1億円の大台を超えた。用意されたリターンのコースのソールドアウトが続出し、新たなリターンの追加も検討されている。
 クラウドファンディングはこの後10月23日23時59分まで募集を続ける。最終的に集まった支援金は「COMITIA」の開催継続、2021年上半期以降のコミティア事務所の管理費、新型コロナウイルス感染拡大防止のために必要な開催準備、設備調達に活用される。
 
「続けコミティア」
自主制作漫画誌展示即売会COMITIA 開催継続支援プロジェクト

https://motion-gallery.net/projects/comitia

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