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劇場映画・長編のアニメ枠「日曜アニメ劇場」、BS12が10月スタート
- 2020/9/1
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近年は、劇場映画がゴールデンタイムでテレビ放送される機会が減っている。これは劇場アニメ映画も同じで、現在は「金曜ロードSHOW!」で放送されるスタジオジブリ作品などを除けば、ほとんど機会がないと言っていいだろう。
そうしたなか無料の衛星放送チャンネルBS12(トゥエルビ)が、アニメ好きには堪らない企画を打ち出した。2020年10月4日から毎週日曜日19時からの時間を「日曜アニメ劇場」と名付け、劇場アニメを中心に放送する枠にする。
「日曜アニメ劇場」が放送するのは、劇場版アニメや長編アニメのほか、OVAやTVスペシャルなどだ。テレビシリーズとは異なった、まとめて楽しめる作品を軸に編成される。
10月4日のスタートは『劇場版 銀河鉄道999』。その後も映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』、『劇場版 どうぶつの森』、『劇場版MAJOR 友情の一球』、『劇場版 はいからさんが通る』(前編・後編)、『図書館戦争 革命のつばさ』、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』と新旧の人気作・傑作がラインナップされている。
10月25日の『彼女と彼女の猫 -Everything Flows- 完全版』や『雲のように風のように』といった映画とは異なるスペシャル作品の放送もある。さらに今後は、特別編としてアニソンコンサートや2.5次元作品なども検討されており、プレミア感を持った柔軟なプログラムになりそうだ。
BS12は三井物産の資本による衛星放送局として、2007年に放送を開始している。全国で無料にて視聴できるのが強みだ。
BS放送では視聴者の多いアニメは、放送時間の長いジャンルになっている。同じBS無料放送のBS11やBSフジはテレビアニメに積極的に取り組んでおり、平日・週末のゴールデンタイム・深夜の放送も多い。こうしたなかBS12はアニメで出遅れていたが、BS11やBSフジが手薄な映画やスペシャル番組で差別化を図る。
近年、アニメ業界では劇場映画が盛り上がりを見せており、人気も高く、公開本数も多い。もともと劇場で鑑賞料金はとって上映していた映画は、視聴者に対するアピール効果も大きい。
一方でアニメ映画はヒット作、話題作でも現在は、有料チャンネルや有料配信での視聴が中心になっている。テレビ放送でも深夜が多く、作品の認知度の拡大につながらない。週末、ゴールデンタイムの決まった時間で継続的な無料放送は、長編アニメの魅力を広げるチャンスにもなるはずだ。
日曜アニメ劇場
https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/