NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で、一躍名を上げた女優 のん(本名・能年玲奈)。彼女がこの2月より新たな分野にチャレンジする。朝日新聞紙上で、コミックの書評にフォーカスした連載をスタートすることになった。
朝日新聞がマンガにフォーカスする企画特集「コミック・ブレーク」で毎月1回、注目のマンガ作品をピックアップする。書評は紙面上だけでなく、ウェブサイトの朝日新聞デジタルでも掲載、さらに印刷して全国の書店でも配布する。全国でお馴染みの のん が、マンガの面白さを世に伝える。
朝日新聞の「コミック・ブレーク」は、1999年より17年以上続く、コミック書評を中心とした企画特集である。様々な視点から、マンガ作品を取り上げることで人気が高い。
今回、紙面内容が刷新されることになり、新たなコラムニストとして、のん に白羽の矢が立った。少し意外な組み合わせであるが、のん はマンガに造詣が深いのだという。
先頃は、こうの史代の傑作マンガを原作としたアニメ映画『この世界の片隅に』の主人公・すずを演じた。その声の演技が絶賛を浴びている。
映画はロングラン興行となり、興行収入20億円を超える大ヒットになった。また批評家からも高い評価を受けて数々の賞に輝く。このうち のん は第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞を受賞、第71回毎日映画コンクール女優主演賞、第26回東京スポーツ映画大賞主演女優賞にノミネートされた。
連載のタイトルは「のんびり~でぃんぐ」とタイトルし、毎月第3週水曜日に掲載される。第1回では、涼川りんの『あそびあそばせ』(涼川りん)について語る。英語が苦手な女子高校生3人が登場する楽しい作品だ。のん が、この作品をどう捉えているか? 見どころになりそうだ。
このほか「コミック・ブレーク」では、注目の著名人にマンガ遍歴を聞くインタビュー企画「私のコミック履歴書」も連載する。