KADOKAWAがアニメスタジオ5社統合で新スタジオ設立

Studio One Base

 エンタメ大手のKADOKAWAがアニメ制作機能の本格的な再編に乗り出した。2026年9月8日、KADOKAWAは2026年11月を目途に新しいアニメスタジオ「株式会社Studio One Base」を設立する。
 Studio One Baseは、この秋に東京都豊島区池袋のサンシャインシティに設けられるスタジオ拠点の名称でもある。名称と合わせて、本社も池袋に置く。
 設立にあたっては、グループのアニメ制作会社5社、ENGI、Studio KADAN、チップチューン、ベルノックスフィルムズ、レイジングブルを統合する。池袋に移転を予定していた5社が、会社組織としても統合されるかたちになる。統合する5社のブランドは引き続き維持する。
 Studio One Baseは、延床面積約4600㎡、就業人数約400名を予定する。連結子会社である動画工房と関連会社のキネマシトラスは統合には含まれない。
 代表取締役にはアニメ事業の経験が長い執行役員の菊池剛氏が就任。代表取締役副社長は田村淳一郎氏、また取締役はChief Anime Officerの田中翔氏、曽根孝治氏、村川忍氏、鎌田肇氏らが務める。

 KADOKAWAは事業の軸のひとつにアニメを据えており、近年は企画・製作・出資だけでなく、アニメーション制作の拡大に力を入れている。2018年にENGIを設立、その後、キネマシトラスとの資本業務提携(2019年)、動画工房の買収・子会社化(2024年)など大きな動きが続いている。今回はこのうち5社をStudio One Baseとして事業統合するかたちだ。スタジオ移転と統合により、バックオフィス機能の集約や制作環境の改善・強化、事業管理とスケジュールの適正化を実現する。技術やノウハウの共有、人材交流や若手クリエイターの育成の促進も目指す。
 すでにKADOKAWAのアニメ関連部署も池袋に移転することが決まっている。アニメビジネスの一気通貫な体制となる。

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