
SBIホールディングスとCG映像制作やゲーム開発、サウンドデザイン・制作をするTHE COREが資本業務提携をした。2025年9月5日、両社から発表された。
SBIホールディングスが、THE COREの株式を第三者割当増資で引き受ける。新株発行後の持ち株比率は34%。取得金額は未公表だ。
THE COREは、CG映像制作のSAFEHOUSE、ゲーム開発のAREA35社、サウンドデザイン・制作のWHISTLER社を抱えるエンタテイメントの持ち株会社。代表取締役の由良浩明氏がオーナーである。
CG映像事業では、Unreal Engineを活用した制作が特徴だる。3DCGの映像表現を得意とし、米国NetflixのCGアニメの配信シリーズとして話題を呼んだ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』 の共同制作が代表的な仕事だ。
SBIグループは金融やITを軸にしたコングロマリットである。グループで多くの企業を持つがエンタテイメント分野も、次世代の投資分野としている。メディア・マーケティング事業を統括するSBIネオメディアホールディングスを中心に展開するプラットフォームとIP、先端技術、制作を融合させた新たなエンタテインメント事業創出を目指している。THE COREとの提携でこれを強化する。
両社は提携後、新規ゲームの共同開発・企画のほか、NFTや世界展開などの新規事業での協力、ベンチャーキャピタルの設立とインキュベーションファンドの検討などを目指す。既存の枠にとどまらない幅広い展開を掲げている。