寺沢武一「コブラ」 フランス企業がアニメーション化権獲得

コブラ

 マンガ家・寺沢武一が1970年代から描き続けてきた人気マンガ『コブラ』 が、フランスでアニメーション化されることになった。
 2025年6月13日、フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で、フランスの製作・配給会社Mangouste Animは、『コブラ』の新作アニメーションシリーズの製作権利を獲得したと発表した。具体的なスケジュールなどは明かされていないが、「コブラがスクリーンに帰ってくる」とし、今後積極的に事業に取り組んでいく構えだ。

 『コブラ』は寺沢武一が、1978年から1984年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された遠未来のSFアクションの人気作品だ。左腕にサイコガンを仕込んだアウトローの主人公・コブラが相棒のアーマロイド・レディと共に冒険を繰り広げる。80年代以降も、続編、新シリーズが描かれている。
 1982年には劇場アニメ化され、その後テレビシリーズも制作された。このアニメシリーズが1985年からフランスのテレビ番組「Récré A2」で放送され大人気を博した。フランスで最もヒットした日本アニメのひとつとされている。今回のアニメ化権獲得も、そうした人気を背景にしているとみられる。

 Mangouste Animは、2020年にパリで設立された新興のアニメーション会社で、作品の制作・配給などを手がけている。ヨーロッパ、北米、日本などの作品を広く扱う。近年では、往年の人気アニメのリブート作品『グレンダイザーU』のフランス配給もしている。
 海外ではアニメやマンガなどの人気を背景に、日本の作品を輸入するだけでなく、日本のマンガ・小説・ゲームなどを現地の企業が映像化するケースが増えている。今回の『コブラ』のアニメーション化権獲得もそうした流れのひとつとみていいだろう。

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