新千歳空港国際アニメーション映画祭が、2024年の開催日程を11月1日から5日までにすると発表した。会場は映画祭の特徴でもある新千歳空港ターミナルビルで、新千歳空港シアターなどを活用する。
昨年は期間を4日間から5日間に拡大したが、2024年も引き続き5日間体制となる。1日(金)からスタートして週末2日間を挟み、さらに4日(月)文化の日の振替休日も含めて休日・祝日の多い日程は、参加者から喜ばれそうだ。
一方で、すでに開催日程が発表されている第37回東京国際映画祭の10月28日(月)~11月6日(水)と日程が被ることが懸念となる。これまでの新千歳は東京国際映画祭の後に会期が始まることが多かったが、今年は日程が重なるこれまでにないスケジュールだ。
東京国際映画祭もアニメーション部門を持っており、2023年から海外アニメーション映画も上映するようになっている。海外映画の上映も多い新千歳と、どちらに行くべきか頭を悩ませるファンもいそうだ。
新千歳空港国際アニメーション映画祭は、2014年に本格的なグローバル水準の国際アニメーション映画祭としてスタートした。国際アニメーション映画祭としては、2014年にプログラムを刷新して現在のかたちになった東京国際アニメアワードと同じ年にスタートしている。
2023年は10回という区切りを迎えて会期も5日間に拡大し、延べ約3万5000人の参加者があった。11年目からはより質の高い国際映画祭を目指して新たなスタートラインに立ち、変化し続ける映画祭として新たな試みを行っていくとしている。
開催決定と合せて、コンペティション作品の募集を2024年4月22日からスタートすることも発表されている。募集部門や期間は、今後映画祭公式サイトなどで告知する。
第11回 新千歳空港国際アニメーション映画祭
https://airport-anifes.jp/
2024年11月1日(金)~11月5日(火)
会場: 新千歳空港ターミナルビル(新千歳空港シアター 他)
主催: 新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会