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テレビ東京 日曜深夜に新アニメ枠 アプリゲーム原作「ブルーアーカイブThe Animation」が第1弾
- 2024/3/23
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アニメ事業の拡大を続けるテレビ東京が、来年度もさらなるアニメ強化に動く。ひとつは放送局の強みを活かした放送枠の拡大だ。2024年4月より新たな深夜アニメ枠をスタートする。
新枠は日曜23時45分からスタート、第1弾として『ブルーアーカイブThe Animation』を放送する。本作はNEXON Gamesが開発し、Yostarが国内配信と運営をする人気アプリゲームのテレビアニメ版だ。
舞台は銃を手にした生徒たちが争う巨大学園都市「キヴォトス」。アニメではその中で廃校の危機にあるアビドス高等学校の5人の少女を中心に展開する。
テレビ東京には多くの人気アニメ作品があるが、主力タイトルはキッズからローティーンをターゲットにするものが中心だ。『ブルーアーカイブThe Animation』は、そうした作品をより高年齢をターゲットにマーケットの開発を目指すことになる。
またテレビ東京は2022年4月より『SPY×FAMILY』をスタートに、土曜日23時からの30分もアニメ枠としている。これまでに『TRIGUN STAMPEDE』、『地獄楽』、『BLEACH 千年血戦篇』、『ぶっちぎり?!』などが放送され、4月から「少年ジャンプ+」連載作品を原作とする『怪獣8号』を予定する。こちらもターゲットはハイティーンより上になりそうだ。土曜日、日曜日夜の視聴率がとれる枠での放送に、アニメ事業への意気込みも伝わってくる。
そうしたアニメ重視は、4月からの組織改編にも表れている。アニメ事業を統括するアニメ局に、新たに中国事業部が新設される。これまでの中国事業室をアニメ局に移管したうえで格上げするかたちだ。
さらに海外収支を統括し、映像販売を担当する海外販売企画部と、海外商品化ライセンスと監修を担当する海外M推進部も新設する。
アニメ局は、アニメ業務部、アニメ制作部、アニメ事業部、中国事業部、海外販売企画部、海外MD推進部の6部体制になる。その構成からは海外重視の方向性も窺える。
さらにグループ経営会議直轄の「IP・新事業統括会議」が設けられる。ここでIPと新規事業戦略の具体的な展開方針などを検討し、実行する。さらにイベント局をIP事業局と名称変更し、その下にIPビジネス部を置く。権利ビジネスの強化も、大きな方向になりそうだ。