大手アニメ会社の東映アニメーションが、中国市場に向けたオリジナル企画のアニメ展開を2023年2月14日にスタートした。『Spicy Candy(スパイシーキャンディ)(辣糖甜心)』とタイトルしたショートアニメで、中国の微博やYouTubeなどで配信する。またインスタグラムやTwitterでも作品情報発信をしている。
作品は音楽をベースにしており30曲、それぞれ60秒となっている。多国語展開し、中国だけでなく日本や世界も目指す。
スパイシーキャンディ』は、東映アニメーションで中国向けのコンテンツ企画を担当する東映動漫(上海)が作品を開発した。東映動漫(上海)は2020年に東映グループの香港法人TOEI ANIMATION ENTERPRISES LIMITEDと現地企業の上海東今企業管理諮詢有限公司の共同出資で設立されている。
『スパイシーキャンディ』は、同社初のオリジナル企画で音楽アニメとなっているのが特徴。ツッコミ系毒舌女子のスパイシーが、日常にある「あるある」や「ぼやき」、「これって変じゃない?」をメロディーに乗せて歌う。相棒の黒猫キャンディと合わせて「スパイシーキャンディ」だ。
短い長さとSNSの活用で若い世代をターゲットにしているとみられる。また音楽をベースにすることで、様々な国で受け入れられやすいかたちとした。
東映動漫(上海)は、今後も中国、さらにアジア市場開拓を積極的に進める。中国やアジアの商慣習や文化に対応し、現地に根差した作品の企画、製作、販売を進めるとしている。
スパイシーキャンディ
http://www.spicycandy.net/