バンダイナムコHD、米国「BLUEfin」事業を買収 コアファン向け米国トイ事業会社設立

BLUEfin

 バンダイナムコグループが、北米のコアファン向け市場の強化に動く。2018年9月19日に、バンダイナムコホールディングスは、北米にハイターゲット市場にフォーカスした新子会社BANDAI NAMCO Collectibles LLCを設立すると発表した。
 BANDAI NAMCO Collectiblesはカリフォルニア州アナハイム市に本社を置く。2018年10月に設立、2019年1月に運営をスタートする。資本金は2700万ドル。社長兼CEOにはスティーブ・フジムラ氏、COOはバンダイナムコ・アメリカの岩田航史氏が就任する。

 新会社の大きな特長は、設立にあたり現地の日本玩具の輸入業者でリテーラーのNIPPON IMPORTS, LLCから事業譲渡を受けることだ。NIPPON IMPORTSは「BLUEfin」のブランドで、コアファン向けにフィギュアなどの商品を販売している。
 BLUEfinのブランドは、コミコンやアニメエキスポといったイベントの大型ブース出展でファンにはお馴染みである。特にバンダイナムコグループの関連キャラクター商品で強みを発揮している。

 BANDAI NAMCO Collectiblesは「BLUEfin」のブランドも受け継ぎ、引き続きホビー関連商品を北米のファンに届ける。
 またBANDAI NAMCO Collectiblesの社長兼CEOのスティーブ・フジムラ氏はNIPPON IMPORTSのCEOでもある。新会社の本社住所もNIPPON IMPORTSの現在の本社と同じ。新会社の株主は80%がBANDAI NAMCO Holdings USA、20%がNIPPON IMPORTSである。新会社設立は事実上、バンダイナムコグループによるBLUEfin関連事業の買収、子会社化とみてよさそうだ。

 バンダイナムコグループは、今回の子会社設立でコアファンに向けた商品の流通とブランドを獲得できる。一方BLUEfin側は、資本増強とグループ力を背景により広がりのあるビジネスが可能になる。
 アニメの人気の高さの割には利益が少ないとされる日本のコンテンツビジネス。作品のリリースと同時に商品を提供出来ない、販売が充分でないと指摘されることが多い。BLUEfinがそうした状況を変えるのか、今後の展開の鍵は関連商品になる。バンダイナムコグループの挑戦が注目される。

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. デジタルコンテンツ白書2020
     一般財団法人デジタルコンテンツ協会は、経済産業省商務情報政策局の監修による『デジタルコンテンツ白書…
  2. 「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」
     日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮を題材にした企画展「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・…
  3. ぼくらの七日間戦争
     毎年フランスで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭/MIFAは、新型コロナウィルス感染症の拡…
ページ上部へ戻る