玩具・ゲーム中間流通大手ハピネットが、取扱商品の好調で第2四半期業績予想を上方修正した。2022年9月26日、ハピネットは従来の2023年3月期第2四半期の連結売上高が1400億円になる見込みだと発表した。これは従来予想の1250億円から12%引き上げたもので、前年同期比でも10%以上上回る。
また営業利益は24億円から32億円に、経常利益は25億円から34億円に、当期純利益は15億円から22億円に大きく引き上げられている。いずれも前年同期を上回る見込みだ。
ハピネットによれば業績の好調は玩具事業、アミューズメント事業の伸びによるところが大きい。玩具事業では「ポケモンカードゲーム」、「ONE PIECE カードゲーム」が好調に推移した。「ONE PIECE カードゲーム」は、今年7月にバンダイより鳴り物入りで発売された大型商品であった。アミューズメント事業では、自社運営のカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の売上が拡大している。
第3四半期以降もこうした基調が期待されるが、ハピネットでは通期業績予想についての修正はしなかった。玩具業界はクリスマスと年末年始の比重が大きく、その行方を見極めるためである。