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「スペースチャンネル5」「コミックスゾーン」、往年のセガゲームが米国で映画開発
- 2022/8/20
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ゲーム大手セガの90年代の人気ソフトが、米国で実写映画化を目指す。2022年8月20日、セガは米国のピクチャースタートとゲームソフト『スペースチャンネル5』(1999)、『コミックスゾーン』(1995)の2タイトルにおいて映画開発で合意したと発表した。
ピクチャースタートの経営陣とプロデューサーがプロジェクトに参加するほか、セガからも副社長の内海州史氏がプロジェクトを統括する。また映画『ソニック・ザ・ムービー』シリーズのプロデューサーである中原徹氏、セガゲームディレクターの吉永匠氏、下村一誠氏もプロジェクトに参加する。
いずれの作品もこれから脚本開発を進める。開発の初期段階にあたるが、往年のゲームソフトの新たな活用は野心的な挑戦だ。
ピクチャースタートは映画業界で経験豊富なエリック・フェイグが2019年5月に設立した。映画やテレビ番組の企画・制作を手がけており、HBO Maxのオリジナル映画『UNPREGNANT』やサンダンス映画祭で話題となった『Am I OK?』、『チャチャ・リアル・スムース』などの代表作がある。
現在は『グリース』や『ボーダーランズ』、『逃亡者』といった往年の人気映画や番組のリブートにも力を入れる。こうしたなかで国内外で人気を博した往年のゲームタイトルにも目をつけたとみられる。
『スペースチャンネル5』は1999年にドリームキャスト向けに発売された。未来の宇宙放送局の新米リポーターが、 謎の宇宙人を相手にダンスバトルで人々を助け出す。レトロフューチャーな作品世界が日本だけでなく海外でも人気となった。
『コミックスゾーン』はメガドライブ向けのゲームで、1995年に発売。自身のコミック作品の中に迷い込んだ主人公が戦いながらその世界からの脱出を目指す。こちらはアメコミ調の独特の世界観が人気を博した。
セガは家庭用ゲームから、PC、アプリゲームまで手がける総合ゲーム会社だ。長年多くのゲーム開発をしてきたことから多くの有力IPを保有する。とりわけ世界で人気の高いソニックを映画化した2020年の『ソニック・ザ・ムービー』、日本では8月19日に公開する『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が、世界的にヒットしている。
こうした経験は、セガが日本だけでなく海外での映像化、映画製作により前向きにしそうだ。『ソニック・ザ・ムービー』に続くヒットが生まれるのか、今後のセガの成果に期待がかかる。
セガ https://www.sega.co.jp/
ピクチャースタート https://www.picturestart.com/