放送局大手のテレビ東京ホールディングスは、2022年5月12日に本年6月以降の取締役体制を発表した。取締役は代表取締役会長の小孫茂氏、代表取締役社長の石川一郎氏を含めて12名体制になる。このうち5名は社外取締役となる。
取締役のうち常務取締役でアニメ・ビジネス統括の川崎由紀夫氏が専務取締役に昇格する。また新たに担当はアニメ・ビジネス、イベント戦略統括とその役割を広げる。一方川崎氏はテレビ東京の常務取締役は退任する。同時にアニメ専門チャンネルのエー・ティー・エックス代表取締役社長に6月15日の予定で就任する。
テレビ東京では執行役員アニメ・ビジネス本部ビジネス開発局長の押田裕一氏が退任し、BSテレビ東京常務取締役に就任予定。アニメ・ビジネス本部長ライツ管理局担当となる平岡利介氏が新たに取締役に、国際事業室長兼アニメ局専任局長の斉木裕明氏が執行役員に就く。
テレビ東京ホールディングスは、2021年8月に自社グループ以外の出資者の株式持ち分を全て買い取り完全子会社化したばかりだ。グループ内での役割がさらに期待されている。
エー・ティー・エックスは代表取締役社長の川崎由紀夫氏、常務取締役に昇格する星野剛氏、取締役に東不可止氏の3人が常勤取締役として経営に携わる。