エンタテイメント業界のマーケティング情報会社GEM Partnersは2月10日に、「定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング」を発表した。定額制動画配信プラットフォーム各社を横断して、2021年1月によく見られた作品をデータとして明らかにしたものだ。
この結果、1月総合ランキングではシリーズアニメの『呪術廻戦』が1位となった。2位となった現在、劇場アニメが大ヒット中の『鬼滅の刃』のシリーズを上回った。映像・コンテンツ業界が次の大ヒット作として注目する『呪術廻戦』の勢いを見せつけた。
全体ランキングでは、3位、4位は『進撃の巨人』、『約束のネバーランド』とさらにアニメが続く。上位4作品を占めただけでなく、『ハイキュー!!』(8位)、『Dr.STONE』(9位)、『転生したらスライムだった件』(10位と)トップ10にうち7作品をアニメで占めた。
また5位に『パラサイト 半地下の家族』、6位に『愛の不時着』と韓流も強さを見せる。配信コンテンツでの、韓流の強さを裏付ける。
一方20位までで米国ドラマは『ウォーキング・デッド』のみ。バラエティは『HIROSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(12位)、『相席食堂』(16位)の2番組だ。国内ドラマではNetflix独占番組ながら『今際の国のアリス』が18位につけている。
データは1月に定額制動画配信サービスを利用した7500人の回答を集計している。全体ランキングのほか、男女別ランキング、年代別ランキングも公表している。
男性はバラエティが強く、女性は韓国ドラマが強い。20代までは『呪術廻戦』が1位で、30代から60代までは『鬼滅の刃』が1位といった違いも明らかにしている。
GEM Partners https://www.gempartners.com/