日本アカデミー優秀アニメーション作品賞に「天気の子」など5作品

アワード/コンテスト

 2020年1月15日、過去1年間に国内で公開された映画から優秀作品・人物を選出、顕彰する第43回日本アカデミー賞の優秀賞が発表された。正賞対象部門は全15部門、各部門の優秀賞はそれぞれ5つとなる。
このうちアニメーション部門の優秀賞は5作品、『空の青さを知る人よ』、『天気の子』、『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』、『ルパン三世 THE FIRST』、『劇場版 ONE PIECE STAMPID』である。

 『空の青さを知る人よ』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『心が叫びたがってるんだ。』で高い評価を受けた長井龍雪監督の3作目、『天気の子』は新海誠監督の最新作だ。いずれも原作から映画のために生みだしたオリジナル企画である。
 一方『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』、『ルパン三世 THE FIRST』、『劇場版 ONE PIECE STAMPID』は、マンガ原作やテレビシリーズも人気の大ヒットシリーズの劇場版。『名探偵コナン』はシリーズ史上最高の興行収入記録、『ルパン三世 THE FIRST』はシリーズ初のフルCGでの映像制作が話題を呼んだ。『ONE PIECE STAMPID』は2017年に続き、大塚隆史が監督を務めた。

 日本アカデミー賞は日本を代表する映画アワードのひとつで、アニメーション賞は2007年より設けられている。どの作品が選ばれるか毎年注目されるが、大手映画会社配給する大作が多く選ばれる傾向が強い。
 今回の優秀アニメーション作品賞もそうした特徴が窺える。『ONE PIECE STAMPID』は配給・東映で製作にも東映、東映アニメーションが参加する。他の4作品は全て配給が東宝で、製作にも加わっている。
 先に発表された毎日映画コンクールのアニメーション部門の長編ノミネート8作品とは、『空の青さを知る人よ』と『天気の子』の2作品のみが重なった。対象期間がやや異なることもあるが、ふたつの日本を代表する映画賞は対称的な結果となった。

 受賞作品、受賞差者への授賞式は、2020年3月6日に、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで行われる。当日は優秀賞5つのなかからさらに最優秀賞が決定、この場で発表される。

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