34年ぶり、日本で「シド・ミード展」開催 60年のキャリアを回顧

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 未来的なビジュアルを描いたら並ぶものがいない。『ブレードランナー』や『トロン』、『エイリアン2』で知られたクリエイターのシド・ミードの回顧展が、2019年春に東京で開催されることになった。「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」が2019年4月27日から5月19日まで、東京千代田区のアーツ千代田 3331で実施される。
 国内でシド・ミードの個展が開催されるのは34年ぶりとなる。株式会社スカイフォールが企画をする。

 シド・ミードは1933年米国生まれ。自動車フォードのデザイナーとしてキャリアをスタートした。その後インダストリアルデザイナーとして独立したが、その未来的なデザインが多くの映像作家から注目を集め映画美術で仕事が増えていく。
 1979年の『スタートレック』が出発点となり、『トロン』、『ブレードランナー』といまに受け継がれるSF映画の傑作の世界観構築に大きな役割を果たした。80年代以降のSF映画分野で最も重要な人物のひとりとなった。
 日本での仕事も数多いが、なかでも有名なのが1999年に富野由悠季監督が発表した『∀ガンダム』だろう。「ヒゲのガンダム」とも呼ばれた流線型のユニークな主役機ターンエーガンダムをはじめメカニックデザインに参加している。

 今回の展覧会は、2012年から全米各地を巡回してきたもので、米国以外では初となる。シド・ミードの膨大なキャリアのなかからオリジナル作品50点をセレクトしている。
 さらに東京会場独自の展示も企画するという。2019年期待のイベントになりそうだ。

「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」
https://sydmead.skyfall.me/
2019年4月27日(土)〜2019年5月19日(日)
アーツ千代田 3331/1Fメインギャラリー

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