東京放送ホールディングスは子会社であるTBSイノベーション・パートナーズを通じて、ベンチャー企業投資を向けたコーポレートベンチャーファンド「TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合」を設立することを明らかにした。
2013年の1号ファンドに続くもので、運用資金は1号ファンドの18億円を上回る30億円。2018年4月中に設立する。
TBSイノベーション・パートナーズは、グループの新規事業開発を目的に設立されたものだ。ベンチャー企業への出資、連携、協業を推進している。今回、1号ファンドの運用資金18億円の投資がほぼ終わったことから、2号ファンドの組成につながった。
1号ファンドでは、デジタルメディア「cakes」を運営するピースオブケイク、ドローンのナビゲーション支援のブルーイノベーション、Google Cloud Platform導入支援のクラウドエース、位置情報連動情報配信プラットフォーム「popinfo」のアイリッジ、資産管理サービスのマネーフォーワードなどに出資している。
投資領域はドローンからGSP、フィンテックと様々だ。放送事業に直接関係ある分野というよりも、インターネットやITのテクノロジー関連の企業が中心となっている。将来的にテクノロジーと放送事業をさらに融合させたいとの方向性が見える。