バンダイナムコグループが、外部から事業アイディアの取りこみを目指す。2018年4月16日より、事業開発支援のゼロワンブースターと共に「バンダイナムコアクセラレーター」と名付けたプロジェクトをスタートした。
プロジェクトでは、「新しいエンターテインメント」と「夢・遊び・感動の創出」をキーワードにますビジネスプランを広く公募する。ビジネスコンテストを通して絞り込んだ有力な事業にバンダイナムコグループ支援をする。経営資源の提供や出資なども視野に入っており、大掛かり、かつ本格的なベンチャー育成プログラムになる。
バンダイナムコグループは玩具、ゲーム、アニメ、音楽などに展開する国内有数の総合エンタテイメト企業である。近年、業績は安定しており、グループの18年3月期の売上高は6300億円を予想する。
好調な業績の一方で、今年4月からの新たな中期計画では3年間で1200億円の売上げ増を掲げている。従来のビジネスに捉われない新たな事業領域での成功も必要だ。今回の「バンダイナムコアクセラレーター」もそうした施策のひとつとなる。
実際に募集するビジネス領域は、ゲーム、玩具、映像音楽だけでない新しいエンターテインメントの創出を歓迎するとしている。さらにAR/VRやAI、ロボティクス、IoTなどのテクノロジーへの関心が高い。こうしたところからグループが次に展開した領域も見て取れる。これに起業家支援や事業創出を専門とするゼロワンブースターが協力するかたちだ。
まず6月、7月に事前セミナーと交流会を開催。8月から9月のビジネスプラン審査を経て、10月にビジネスプランコンテストを開催する。ここで選抜チームに選ばれると約5ヵ月間のアクセラレータープログラム支援を受けられる。2019年2月末頃に成果発表会を開催する。
バンダイナムコアクセラレーター 2018
http://bandainamco.01booster.com/