「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」全7章 2017年2月スタート 配信はESTが先行


2012年から13年まで劇場上映、テレビ放送などで展開し、大ヒットとなった『宇宙戦艦ヤマト2199』の続編『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』が2017年2月より全7章を順次スタートする。物語は前作から3年後、平和を取り戻した地球に新たな戦いの影が差すところから始まる。
『宇宙戦艦ヤマト2199』は1974年のテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』をベースに再構成されたが、『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』はその続編1978年の劇場映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をベースにする。空前のヒットになった映画を新たな解釈と装いで現代に蘇らせるという。『さらば宇宙戦艦ヤマト』で強烈な印象を残した謎の女性テレサやズォーダー大帝の登場もすでに明らかにされている。

アニメーション制作は、前作の総監督/シリーズ構成・出渕裕から監督・羽原信義、副監督・小林誠にバトンタッチする。羽原信義は『宇宙戦艦ヤマト 復活編 ディレクターズカット』、小林誠は『宇宙戦艦ヤマト 復活編』でも活躍した。そしてシリーズ構成に『機動戦士ガンダムUC』や『亡国のイージス』の作者として知られる福井晴敏を起用したのがサプライズだ。
キャラクターデザインの結城信輝、メカニックデザインの玉盛順一朗、石津泰志は前作から引き続き。声の出演も古代進役の小野大輔、森雪役の桑島法子が続投だ。

今回、とりわけ注目されるのが、ビジネスの組み方だ。まず第一章が2017年2月25日より2週間限定で全国15館で劇場上映する。同時に劇場で特別限定版Blu‐rayを販売、さらに配信も同日スタートする。こうした仕組みは、バンダイビジュアルが映像商品を手がけた『宇宙戦艦ヤマト2199』や『機動戦士ガンダムUC』、『攻殻機動隊 ARISE』と同様だ。
しかし、『宇宙戦艦ヤマト 2202』では、これまでと異なるやり方も導入された。上映日と同日にスタートする配信は、これまでのレンタル配信でなくEST配信(デジタルセル配信)に変わる。レンタル配信は劇場上映終了後の3月11日スタートだ。

EST配信は、レンタル配信が期間限定であるのに対して、一度購入すると手元に置く感覚で無制限にいつでも観ることが出来る。いわば買い切り商品で、Blu‐rayやDVDなど後継商品ともいえる。
バンダイビジュアルでは、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』でEST配信を本格的に導入した。その後もラインナップも拡大中である。『宇宙戦艦ヤマト 2202』はAmazonビデオ、TSUTAYA TV、ひかりTV、PlayStation Video、bonobo、楽天ショウタイムで購入可能となる。レンタル配信より先行することで、まだよく知られていないEST配信の利用の弾みにもなる。

バンダイビジュアルは、これまでにも劇場上映、Blu-rayとDVDの発売、デジタル配信で様々な試みをしてきた。作品が変わるごとに、より新しいビジネスを提示する。『宇宙戦艦ヤマト 2202』はEST配信を組み込むことで、ウィンドウ展開を組み変える。
単価の高いEST配信を先行するのに加えて、ファン人気の特別限定版Blu-rayが劇場とバンダイビジュアルの直営ショップでのみの販売になるのもポイントだ。全体の収益嵩上げにも貢献しそうだ。

[2017年2月25日]
・全国15館にて2週間の限定劇場上映
・特別限定版 Blu-ray劇場販売
・EST配信(デジタルセル配信)スタート

[3月4日]
・特別限定版 Blu-ray バンダイビジュアルクラブ(ウェブサイト)で販売開始

[3月11日]
・レンタル配信スタート

[3月24日]
・Blu‐ray、DVD一般販売

『宇宙戦艦ヤマト 2202愛の戦士たち』
http://yamato2202.net/


(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト 2202製作委員会

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