NY国際子ども映画祭 「君の名は。」「ひるね姫」「ルドルフ」など日本作品もたっぷり

『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』

 2017年2月24日から米国ニューヨーク市で、ニューヨーク国際子ども映画祭(New York International Children’s Film Festival)がスタートした。1997年に3歳から18歳向けの作品を集めてスタートした映画祭は、そのテーマから大きな関心を集め年々成長している。いまでは世界各国からの作品が上映される米国を代表する映画祭になっている。
 子ども向けの作品ということで、アニメーションが多くを占めるのも特長だ。これまで日本からも数多くのアニメーション作品が取り上げられてきた。ここから注目となった映画も少なくない。

 2017年は、とりわけ日本アニメが大きな役割を果たしている。24日に行われたオープニングでは、国内外で大ヒットになった新海誠監督の『君の名は。』がオープニングに選ばれた。
 オープニング作品は、このほか『Revolting Rhymes』、米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門ノミネートの『My Life as a Zucchini』の3本となっている。その中で『君の名は。』はオープニング・スポットライトに位置付けられ、一際脚光を浴びている。
 ロサンゼルス映画批評家協会賞受賞、アニー賞ノミネートと米国でも話題の続いた『君の名は。』だが、実は上映は2016年7月のロサンゼルスでのワールドプレミアと12月一週間の単館上映のみ。今回が米国東海岸での初披露になった。4月7日からの北米公開に向けた話題づくりとなった。

 また3月19日に予定されるクロージングは、1作品のみ。こちらは神山健治監督の『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』が決まっている。日本公開の3月18日の翌日に、早速北米プレミアが実現する。米国の映画好きがどのように反応するのかが期待だ。
 期間中の長編映画は20作品だが、ここで目玉となっているのが『ルドルフとイッパイアッテナ』(湯山邦彦/榊原幹典監督)。フルCGで描いた猫たちが日本でも人気となった。こちらも北米プレミアでの上映だ。

 短編アニメーションは、日本からは1作品だけがコンペティションに入った。お弁当をキャラクター仕立てでつくり、さらにそれを素材にストップモーションアニメーションにした宮澤真理の『こにぎりくん』だ。
 短篇部門は全世界から1500本もの応募があり、その中から厳選されたラインナップである。アカデミー賞受賞のジョン・カンメーカー監督、ソフィア・コッポラが審査委員になり、アワードも決められる。受賞作品になると、次の米国アカデミー賞短篇アニメーション部門の選考資格を自動的に満たすことになる。

NY国際子ども映画祭
New York International Children’s Film Festival

http://nyicff.org/

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