「ベルセルク 黄金時代篇」がTVシリーズで10月から 映画3部作を再編

「ベルセルク 黄金時代篇」TVシリーズ

 三浦建太郎原作の劇場アニメ『ベルセルク 黄金時代篇』が、新たに「MEMORIAL EDITION」としてテレビ放送される。本作は2012年から13年にかけて3部作としてSTUDIO 4℃がアニメーション制作、ワーナー・ブラザース映画により全国公開されたが、放送は再編集された新ヴァージョンになる。
 10年ぶりの新たな展開と、発表時に話題呼んだが、今回はテレビシリーズとして2022年10月からTOKYO MXほか、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11にて放送することを明らかにした。

 再編集版ではあるが「MEMORIAL EDITION」と銘打ち、劇場版でCGIのスタッフを務めた佐野雄太が新たに監督し、新しい要素も多く盛り込む。そのひとつは追加シーンを新規に制作したことだ。原作中で名シーンとされる「夢のかがり火」の場面が新たに加わる。ガッツがキャスカに自身の心情を語るシーンは、後のガッツとグリフィスの確執につながっていく。劇場版の総作画監督を務めた恩田尚之がこのシーンも手がける。また既存カットでも、数百カット以上を新たにリマスターとして手を加える。
 音楽も新しい楽曲が加わる。エンディングテーマに中島美嘉が歌う「Wish」を決定。一方のオープニング楽曲は劇場版3部作の主題歌で本作の重厚さを彩った「Aria」が引き継ぐ、平沢進ファンにはうれしい起用だ。さらに本編では平沢進と劇伴の鷺巣詩郎が新たな楽曲を提供する豪華なラインナップとなった。

 『ベルセルク』は三浦建太郎が1989年より連載するダークファンタジーの代表作だ。重厚なストーリー、キャラクター、細密な作画で知られている。海外でも人気の作品で、原作の累計発行部数は全世界で5000万部を越える。
 これまでに1997年にテレビシリーズ『剣風伝奇ベルセルク』、2016年からのテレビシリーズ『ベルセルク』、そして今回の『ベルセルク 黄金時代篇』と3度にわたりアニメ化されている。劇場3部作は妥協のない表現で、第3部がR15指定されたことも話題になった。

 原作は2021年5月の作者・三浦建太郎の突然の訃報がファンに衝撃を与え、連載の行方も危ぶまれた。しかし友人のマンガ家・森恒二が故人の遺志を引継ぎ監修し、スタジオ我画の作画にて2022年6月24日から連載が再開されている。原作だけでなく、アニメでも『ベルセルク』を長く引き継いでいくことになりそうだ。

『ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION』
https://berserk-me.com

原作: 三浦建太郎
メモリアル・エディション監督: 佐野雄太
劇場版監督: 窪岡俊之
脚本/メモリアル・エディション脚本総監修: 大河内一楼
キャラクターデザイン/総作画監督: 恩田尚之
アニメーションディレクター: 岩瀧智
美術監督: 中村豪希/竹田悠介/新林希文
動画検査: 梶谷睦子/加来由加里
色彩設計: 成毛久美子
CGI監督: 草木孝幸/廣田裕介/斉藤亜規子/今中千亜季
編集: 重村建吾
音響デザイン: 笠松広司
音楽: 鷺巣詩郎
アニメーション制作: STUDIO4℃

『ベルセルク』公式サイト https://www.younganimal.com/berserk/

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