エイトビットが新潟スタジオ開設、県と市が誘致でアニメ制作

アニメーター

 『魔法科高校の劣等生 追憶編』や『転生したらスライムだった件』(第2期)でお馴染みのアニメーション制作会社エイトビットが、2021年11月1日に、新潟市中央区に新拠点に新潟エイトビットアニメーションスタジオを設立した。エイトビットは東京都杉並区に本社を持つ中堅の制作会社で、同社とって初の地方スタジオになる。
 エイトビットは今後、テレビアニメシリーズの制作や、キャラクターグッズなどの商品向けの版権用の作画なども行う。

 新潟市には大手制作会社のプロダクションI.Gの新潟スタジオが長くあるが、アニメーションの制作企業は数が少ない。新潟県と新潟市はかねてよりエイトビットの誘致を進めてきた。同社の進出で、多様な雇用機会が創出されると期待している。今後は補助金などでの支援も検討する予定だ。
 エイトビットは新潟スタジオの開設に合わせて、アニメーター・制作デスク・制作進行のほか、2022年3月卒業予定の新卒制作進行・CGクリエイター・美術デザイナーの募集も開始した。今後、本格的は制作体制が構築されそうだ。

 エイトビットは2008年に創業したアニメーション制作会社。『IS <インフィニット・ストラトス>』や『劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~』といったヒット作で早くから元請制作をしている。また製作大手のバンダイナムコアーツとは、作品制作とコンテンツの創出について業務提携を結んでいる。

エイトビット
http://8bit-studio.co.jp/   

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