「HELLO WORLD」中国興収初週末で6億円超、国内興行上回る

映画ビジネスのニュース

 2021年6月11日に中国公開された日本アニメ『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』が、スマッシュヒットになっている。公開初日となった11日金曜日はデイリーランキング1位で登場、12日(土)、13日(日)もそれぞれ4位、3位と上位を維持した。
 公開初週末3日間の累計興行収入は約4000万元、日本円で6億8000万円を超える。これは2019年秋の同作の日本国内興行収入の約6億円を超える。

 『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』は、『ソードアート・オンライン』、『僕だけがいない街』などでヒットを重ねた伊藤智彦を監督に、脚本に小説家・野崎まどを据えた劇場オリジナルの長編作品だ。『けいおん!』などでお馴染みの堀口悠紀子デザインのキャラクターをCGスタジオのグラフィニカが映像化するなど話題が多かった。
 京都を舞台に主人公の高校生・直実が未来から来たもうひとりの自分の力を借りて、事故で死ぬ運命にあったガールフレンドの一行瑠璃を助けようと奮戦するが、その先には予想外の事実が待ち構えている。二転三転する物語、SF的なギミックや設定も特徴だ。本作のみで全てのストーリーが判り、完結しているのも魅力になっているかもしれない。

 中国では2016年より日本の劇場アニメの上映が増えている。『ドラえもん』や『名探偵コナン』、スタジオジブリといった定番ブランドだけでなく、幅広い作品が紹介されている。
 なかには興行収入が日本での実績を上回る例も現れている。2019年の『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の1億1500万元(約20億円)、20年の『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の1億2500万元(約21億円)といった作品だ。それぞれ日本の興行収入は7億円と3億円である。中国の厚い映画人口に加えて、日本とは異なる独自の評価と人気作品があるといったことが背景にありそうだ。

『HELLO WORLD(ハロー・ワールド)』
https://hello-world-movie.com/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 東宝×「World Maker」 
     2023年12月、東宝本社のゴジラ会議室に、ハリウッドの大物監督ジョーダン・ヴォート=ロバーツさん…
  2. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  3. 「アニメーションの表現」
     2023年10月23日から11月1日まで開催されている第36回東京国際映画祭は、昨年より上映本数、…
ページ上部へ戻る