「Re:ゼロ」や「呪術廻戦」「プロメア」など、2020年国内Amazonで最も観られたアニメ

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 定額課金でテレビ番組や映画などが見放題となるAmazon プライム ビデオは、国内の有力動画配信として存在感を増している。そんなサービスを牽引したのは、どういった番組だったのだろうか。
 2020年12月18日にAmazon プライム ビデオが発表した「Amazon Prime Video 2020 TOP5」は、その一端を明らかにしている。2019年11月1日から2020年10月30日の間に配信開始した作品の視聴を集計し、ジャンルごとにトップ5をまとめたものだ。
 Amazonオリジナルのバラエティでお笑い芸人の松本仁志がパーソナリティを務める『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』や劇場公開と同時に独占したアニメ『BURN THE WITCH』、本国のオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』などが並んだ。

 配信番組の主要ジャンルであるアニメは「映画部門」と「TVアニメ部門」のふたつのランキングで集計している。
 映画部門は国内作品だけでなく、海外作品も対象にしているが、トップ5のうち『ペット2』を除く4作品が邦画だった。国内作品の強さを感じさせた。
 なかでも話題性が高いのは、『BURN THE WITCH』である。『BLEACH』などで人気の久保帯人のマンガを約1時間の中編映画として10月2日に劇場上映。同時にAmazonプライム ビデオとひかりTVで編集版を配信した。独占性の高さと話題性が視聴につながった。
 『ドラゴンボール超 ブロリー』は人気の高いシリーズの劇場版、最新作。『映画 すみっコぐらし飛び出す絵本とひみつのコ』は人気キャラクターの初のアニメ化で、サプライズなヒットが話題になった。『プロメア』も熱心なファンを多く持ち、ロングランなヒットが注目をされた。Amazonプライム ビデオの利用者の幅に広さを反映して、多彩な作品が並ぶ。

【映画部門:アニメ作品 TOP5】
『BURN THE WITCH』
『映画 すみっコぐらし飛び出す絵本とひみつのコ』
『ドラゴンボール超 ブロリー』
『プロメア』
『ペット2』

 TVアニメ部門は、日本作品が独占している。若い世代に人気で少年マンガやライトのノベルを原作としたものが多い。深夜アニメの人気作品を配信で視聴者している様子が窺われる。
 ライトノベルからは、人気の異世界転生ジャンルのヒット作『Re:ゼロから始める異世界生活』、それにラブコメディから『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の2作品。
 マンガ原作では消防士SF『炎炎ノ消防隊』、ダークファンタジー『呪術廻戦』、それに2020年に原作完結がニュースになったスポーツもの『ハイキュー!! TO THE TOP』である。

【TV部門:アニメ作品 TOP5】
『Re:ゼロから始める異世界生活』
『炎炎ノ消防隊』
『呪術廻戦』
『ハイキュー!! TO THE TOP』
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

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