アニメ製作のプロダクション I.Gと音楽・映像のエイベックスが、2019年3月に立ち上げた実写映画レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の第1弾作品がこのほど発表された。タイトルは『ビューティフルドリーマー』で、2020年11月6日より、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋他で全国順次公開を予定する。
配給はアニメビジネスでも勢いのあるエイベックス・ピクチャーズ、制作は映像プロデュースのLDSとなる。また製作委員会にはプロダクション I.Gとエイベックスのほかに、清栄コーポレーションとポニーキャニオンが加わる。清栄コーポレーションは京都に本社を持つ住宅建設会社である。
「Cinema Lab」は19年春に、プロダクション I.Gとエイベックスの共同プロジェクトとして発表されていた。トップクリエイターの「質」と「世界観」で勝負できる映画を目指すとしている。アニメを得意とするI.Gの実写映画進出、それと手を組む大手エンタメ企業のエイベックスのプロジェクトとして注目を浴びた。
レーベルのコンセプトは、数多くの傑作を世に送り出すトップクリエイターの作品だ。「質」と「世界観」で勝負できる映画を目指す。
発表当初は押井守監督と本広克行監督の映画を制作しているとしていたが、今回は本広克行が監督した『ビューティフルドリーマー』でトップを飾る。本作は原案に押井守の『夢みる人』を起用、監督の本広克行はプロダクション I.Gに所属しており実写「踊る大捜査線」シリーズでお馴染みだ。
主演は小川紗良。また音楽の菅野祐悟は、数々のテレビドラマ・映画のほか『ガンダム Gのレコンギスタ』や『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』などでも知られる。脚本は若手の守口悠介が担当する。大学の映画研究会をテーマにした青春ムービーになるという。
「Cinema Lab」には本広克行、押井守の両監督のほか、小中和哉、上田慎一郎も参加する。今後もユニークな作品が飛び出しそうだ。
『ビューティフルドリーマー』
https://beautifuldreamer-movie.jp/
2020年11月6日よりて全国順次公開予定
監督: 本広克行
原案: 押井守 『夢みる人』
脚本: 守口悠介
音楽: 菅野祐悟
キャスト: 小川紗良 藤谷理子 神尾楓珠 内田倭史 ヒロシエリ 森田甘路 斎藤工 秋元才加 升毅
制作プロダクションン: LDS
配給: エイベックス・ピクチャーズ
製作: 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会
「シネマラボ」公式サイト
https://cinema-lab.com/