「アニメ放題」ソフトバンクが撤退、U-NEXTが事業引継ぎ

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 動画配信ビジネスが急成長する一方で、かねてより国内には配信プラットフォームが多過ぎるとの指摘がされている。こうしたなかで配信事業の方向転換を迫られる企業が現れてきた。大手通信会社ソフトバンクは自社提供サービスでサブスクリプション型(定額課金見放題)アニメ配信「アニメ放題」から撤退することを決定した。
 2020年7月20日、ソフトバンクは2020年10月1日付で、「アニメ放題」の事業をU-NEXTに移管すると発表した。サービス運営は2021年4月30日までソフトバンクが続け、2021年5月1日以降はU-NEXTが対応する。

 「アニメ放題」は2015年2月に、ソフトバンクモバイルとU-NEXTの業務提携でアニメに特化したサービスとしてスタートした。ソフトバンクがサービスを提供、自社配信サービスも持つU-NEXTを運営を担当する。現在約1200タイトルを月額400円(税抜)で見放題で視聴ができる。
 アニメファンは有料動画配信の利用が多いことに目をつけた新事業であった。またソフトバンクは、ライバル企業のドコモやauに較べてアニメファンの多い若者ユーザーの割合が高いことからビジネスの成長に期待したとみられる。

 しかし動画配信のビジネスは過当競争が続き、通信会社系だけでもドコモ・Kadokawa系の「dアニメストア」、auの「アニメパス」と3つのサービスがあった。さらにNetflix、Amazon プライムビデオ、Huluなどの総合サービスもアニメ作品のラインナップを充実させている。
 こうしたなかで総合配信サービスの契約世帯数が伸び、アニメ専門では「dアニメストア」が頭抜けた存在になっている。アニメパスは2016年にサービスを終了している。
 「アニメ放題」も各種サービスプランを導入した低価格で市場開拓を目指したが。契約数は伸び悩んでいた。今回はソフトバンクが、動画配信市場でシェアの高いU-NEXTに全面的に事業を移管するかたちとなった。
 事業移管後も「アニメ放題」のサービスは現状と変わらない。U-NEXTのもとで事業の拡大を目指すことになる。

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