池袋東口カルチャーの象徴でもあるアニメやゲームのキャラクターショップ アニメイトが、新店舗をこの春にオープンする。池袋本店の隣、旧豊島区保健所のビルを活用した「アニメイト池袋テンポラリーストア」だ。
店舗の名称が示すように、跡地を利用した期間限定となる。正式オープンは2020年4月25日からだが、2月1日よりプレオープンがスタートする。
期間限定店舗とするがもとが豊島区保健所なだけに、7階建のビルの広いスペースを利用したエンタテイメント性の高いスペースになりそうだ。
2月1日(土)のプレオープンからは1階催事スペースを使った『弱虫ペダル GLORY LINE』のオンリーショップがオープン。さらに3月7日から3月22日まで『〈物語〉フェス 10th Anniversary Story‐衣装展‐』を、3月28日から4月26日は『鬼滅の刃 オンリーショップ~盟都玩具店 離れ~』を実施する。こちらはいずれも4階の催事スペースになる。
本オープン以降の残りのスペースの活用方法や、ストアのオープン期間は明らかにされていない。しかし豊島区役所の資料から、今後の展開が垣間見える。
もともと旧豊島区保健所は、アニメイトグループが豊島区の池袋保健所跡地活用事業の公募プロポーザルで優先交渉権者を得たことによるものだ。アニメイトグループは36億円で土地建物を豊島区から買い取る。
アニメイトが提出した案では、2020年4月より秋までは既存ビルを利用する。1階をカフェと交流スペース、4階をイベントスペースとする。また2階、3階、5階、6階、7階は、それぞれ異なった出版社が活用する。
その後は旧豊島区保健所を取り壊し、隣接のアニメイト池袋本店と連結した10階建てビルとする計画だ。両建物を併せた面積は約1100 ㎡となる。中核施設は「Anipla」とし、300 人収容可能な多目的ホール「ANIPLACE」、さらに5つの劇場を設けて年間 500回のイベント開催が可能になる。
旧豊島区保健所は、池袋本店と昨年11月にオープンした大型施設「Hareza池袋」の間に位置する。両施設をつなぐポイントがアニメショップ・イベント会場で埋まることで、カルチャーエリアとしての連続性が強化される。地域のカルチャー盛り上げにも一役買うことになりそうだ。
アニメイト池袋テンポラリーストア
https://www.animate.co.jp/special/301734/