2017年2月18日に国内公開、大ヒットを続ける『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が、また大きな記録に達した。5月26日の配給による発表によれば、本作の海外観客動員数が100万人を突破した。これに伴い日本以外の国での興行収入も8.5億円を超えた。
日本でも公開から4ヶ月目に入るが、ロングラン態勢で興行が続いている。国内興行収入は25億円に達した。これは深夜アニメ発の作品の劇場映画としては、『ガールズ&パンツァー劇場版』の24.5億円を超えて、2015年の『ラブライブ!The School Idol Movie』に続く第2位となる。国内動員数は175万人となった。全世界の動員のうち1/3以上が、日本以外でとなる。
『劇場版ソードアート・オンライン』は、とりわけこうした海外でのヒットが大きい。深夜アニメ発の映画は通常海外で劇場興行すること自体珍しいが、本作は日本での公開直後から世界各国で次々と劇場上映されている。これは『ソードアート・オンライン』の高い人気を背景に、製作のアニプレックスが中心になって進めた。
公開後すぐに、タイ、韓国、台湾、シンガポール、フィリピンで公開スタート、さらにメキシコ、米国、オーストラリア、ニュージランド、ドイツと続いた。タイ、台湾、メキシコ、フランスなど興行収入ランキングでトップ10にランキングする例も続出している。各国のファンが、作品の盛り上がりを支えている。今後は、さらにベトナムやイタリアといった有力国の公開も続く。海外での記録はまだ伸びそうだ。
一方、国内では国内外のヒットを記念した「大ヒット御礼」のイベントを実施する。6月10日に川崎チネチッタで伊藤智彦監督、岩浪美和音響監督が登壇するトーク付上映が行われる。2017年を代表するアニメ映画のヒットとして、『劇場版ソードアート・オンライン』への注目は、まだしばらく続きそうだ。
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』
http://sao-movie.net/