ポニーキャニオンがアニメ出資金償却で営業損失拡大 フジメディアHD第3Q決算

ファイナンス決算

 2026年2月6日にフジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)は、2026年3月期第3四半期決算を発表した。上期に出演タレントのハラスメント事件による広告出稿が控えられた影響で放送事業の広告収入が大きく減少したことから売上高は3924億500万円と前年比で5.1%減となった。また営業損失48億4600万円、経常損失2億8600万円と赤字に転落した。

 アニメ関連では音楽・映像事業の連結子会社ポニーキャニオンの動きが大きい。売上高209億5100万円は前年から56億3700万円の減少で21.2%のマイナス。また営業損失は7億2800万円でから14億5900万円に拡大した。
 フジ・メディアHDによると売上は音楽配信は好調だがパッケージが前期に及ばなかったこと、またアニメのヒット作品数が減少したことで配分収入が減少した。利益面ではアニメ出資金の一括償却で営業損失が拡大した。

 一方で、フジテレビのコンテンツ領域のアニメ事業は堅調だ。『暗殺教室』『よふかしのうた』『うる星やつら』などの海外販売が堅調で、番組出資による配分金も人気アニメが牽引して上昇傾向だ。フジテレビの第3四半期までのアニメ事業収入は46億300万円(10.3%増)だった。
 映画も『ブラック・ショーマン』『爆弾』『秒速5センチメート』などの興行収入が好調だった。売上高は69億5200万円(8.9%増)。配信関連も成長している。自社運営の配信プラットフォーム「FOD」の有料会員伸びたことから会員課金収入が増加した。また地上波ドラマ・バラエティの外部のプラットフォームへの配信権販売も伸びた。
 このほか催事事業やデジタル事業、マーチャンダイズ事業、ビデオ事業、海外番組販売事業を含めたフジテレビのコンテンツビジネス収入は418億2900万円で前年比5.5%増。前年比で47.9%減(739億4500万円)で赤字に転落した放送・メディア事業の損失を補った。

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