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日本アニメ映像ソフト2019年上期売上高8%減 ブルーレイも落ち込み
- 2019/9/13
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日本映像ソフト協会は、2019年上期のビデオソフト(DVD/Blu-ray)の売上げの統計調査をまとめた。2019年1月から6月までの全売上げの合算は775億7600万円で、前年同期比9.7%減となった。縮小傾向が続いている。
このうちDVDが369億5400万円(18.8%)と、落ち込みが大きかった。Blu-rayは初めて売上金額でDVDを上回り406億2200万円 となったが、伸び自体は0.2%減で市場の成長は止まっている。
またレンタル向けの縮小が大きく、前年同期比で14.8%減の149億6600万円となった。個人販売用も8.5%減しており、619億3200万円だった。
アニメーションの市場も縮小している。アニメーション全体の売上げは216億6700万円、前年同期比で8.3%の減少だ。2018年に通期で24%減と大きく下げた後だけに厳しい数字だ。
海外作品を除外した日本のアニメーションだけに限定すると売上は196億4100万円(8.2%減)。さらにアニメソフトの9割以上を占める日本のアニメーション(一般向け)は196億4100万円、前年比8.5減少。日本のアニメーション(一般向け)は大半がファン向け作品から構成されるが、通期では400億円の大台割れも視野に入ってくる。
一方で『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットがあった洋画(TV ドラマを除く)は、販売用で75億2100万円、21.7%増と好調だった。
売上げ構成比(販売用)の1位となったのは「音楽(邦楽)」で、36.3%と全体の1/3を超える。ただし売上げは前年比で24.5%と大きく減少している。前年同期にあったヒットタイトル「嵐/ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」」の反動がでた。
日本のアニメーション(一般向け)の割合は25.3%、日本の子供向け(アニメーション)、海外のアニメーション(一般向け)、海外の子供向け(アニメーション)を加えると29.7%になる。アニメーションだけで全体の3割を占める。また音楽とアニメーションで2/3以上を占める計算だ。