池袋アニメタウンフェスティバル、Hareza池袋が先行オープンで開催

Hareza池袋

 東京・池袋に建設される「Hareza(ハレザ)池袋」は、エンタテイメントの新たな大型拠点になる。10スクリーン1700席のTOHOシネマズ 池袋をはじめいくつものライブエンタテインメント施設から構成される。東京地区のエンタテイメント事情にもかなり影響を与えそうだ。
 2020年7月予定のグランドオープンに先駆けて、2019年11月1日より多目的ホール「東京建物Brillia HALL」、ライブ劇場「harevutai(ハレブタイ)」、スタジオ「ハレスタ」が営業をスタートする。

 東京建物Brillia HALLは、3層1300席の大型舞台劇場で、ミュージカルや演劇などを想定する。HarevutaiはCGライブが可能な透過スクリーンやYoutubeなどの動画配信向の機能も備える。新しいエンタテイメントに対応する未来型ライブ劇場を抱える。
 ハレスタも動画配信を意識する。ニコファーレやニコニコ本社で「ネットとリアルの融合」を実践してきたドワンゴ・niconicoの制作ノウハウを注ぎ込む。バーチャルキャラクターやアニメ、ゲーム関連のステージイベントなどを目指す。地域の最新カルチャーを牽引しそうだ。
 さらにHareza池袋全体のエントランスの位置づけとして、中池袋公園と隣接するパークプラザも先行公開する。ここイベントスペースとして活用される。

 このオープングイベントとして、11月2日、3日の「池袋アニメタウンフェスティバル@Hareza」が開催される。アニメやマンガを切り口に、Hareza池袋の関係各社が連携するものだ。
 イベントにアニメと冠するのは、アニメ・マンガに強い地域性も念頭に、今後も積極的にこのジャンルを推していきたいとの狙いもありそうだ。期間中には人気のアニメのイベントや、アイドル、アーティスト、お笑い芸人らが登場する。

 「池袋アニメタウンフェスティバル」はアニメ・マンガを通し、様々な楽しみ方や文化を楽しむイベントになる。期間中は、声優やYouTuber、お笑い芸人も登場。スペシャルライブやアニメ上映会なども予定する。
 「デジモンアドベンチャー」20周年記念ステージや、「ルパン三世 カリオストロの城」40周年記念ステージ、「機動警察パトレイバー」30周年突破記念ステージ、「えいがのおそ松さん」 BD/DVD発売記念スペシャルステージ、「水木一郎スペシャルライブ」など、豪華なラインナップになっている。
 スタート時のラインナップは今後の方向性を示す。今回の数々のイベントからは、今後もアニメ関連の企画が期待出来そうだ。   

Hareza池袋
https://hareza-ikebukuro.com/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 「アニメーションの表現」
     2023年10月23日から11月1日まで開催されている第36回東京国際映画祭は、昨年より上映本数、…
  3. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
     日本を代表するアニメーション作家として、いま“和田淳”を筆頭に挙げる人は多いだろう。2010年に『…
ページ上部へ戻る