20歳以下限定、アニメづくりのクリエイターコンテスト OLMも応援で作品づくり

Anime novaプロジェクト U-20アニメグランプリ

 テレビ東京と子会社AT-Xが、若いアニメ人材の育成を目的としたコンテスト「Anime novaプロジェクト U-20アニメグランプリ」の開催を発表した。「監督・演出」「キャラクターデザイン」「脚本」の3部門で公募を行い、選抜されると『ポケットモンスター』や『妖怪ウォッチ』でお馴染みのアニンメーション制作会社オー・エル・エム(OLM)のバックアップを得て、長さ90秒程のアニメーションPVを制作することになる。
 応募できるのは若いクリエイター、しかも20歳以下限定だ。まさに未来のアニメづくりを担う世代に向けたものである。応募資格は日本国内在住で2001年4月1日から2006年3月31日までに生まれた者。ただしすでにアニメーション関連での仕事の請負経験がないことが条件になる。

 テレビ東京とAT-Xは、アニメづくりの魅力と若いクリエイターにフォーカスすることで、アニメ人材の育成に貢献したいとする。またコンテストの様子やアニメーション制作の過程、発表などの様子を特別番組として放送する。

 コンテストでは、まず応募者の中から監督・演出部門、キャラクターデザイン部門、脚本部門各3人、合計9人を選抜する。選抜された9人は、3名1組で3つのチームに分かれてアニメーション制作をする。完成作品をコンテストで発表、優勝チームは賞金150万円を獲得する。
 エントリーに関心がある人は、まず9名への選抜が難関になる。応募に際しては、それぞれかなりボリュームのある課題が用意されている。
 監督・演出部門は自身が撮影・編集した映像3分程度に、40カット分程度の演出の絵コンテが要求される。さらにその映像と絵コンテの内容を説明する必要がある。
 キャラクターデザイン部門はラフデッサン2枚、自身の得意ややりたいことを表すデザイン3種類とその説明、キャラクターの三面図が3種類程度だ。脚本部門は物語の全体あらすじ、登場人物・世界観の設定、また物語の冒頭2話分をA4最大30枚以内で表現する。

 エントリーは2021年11月22日にスタート、12日20日に締め切る。12月末に面接を行い、2022年1月上旬にチーム編成、2022年3月末にテレビ東京六本木スタジオ予定にてアニメPVを発表する。応募は番組サイトの応募フォームを使う。

「Anime novaプロジェクト U-20アニメグランプリ」
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/animenova/
主催:Anime novaプロジェクト(テレビ東京/AT-X)

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